雪崩地形においてリーダーシップを発揮するには、見つかった危険要因に対して、その危険を避けるための、はっきりとした意思決定の手順を持つ事が必要となる。このような意思決定のための枠組みを、ヨーロッパや北米では国家雪崩センターなどの色々な訓練コースにおいて学ぶ事が出来る。雪崩地形でのリーダーシップを発揮するための基盤は、無視されたり見落とされたりしてきた情報を正直に評価し、見積もる事である。最近の研究では、心理的および集団力学的な要因が雪崩被害に結びついている事が示されている。
小規模な雪崩であっても、適切な訓練を受け適切な装備をした仲間と一緒であっても、雪崩に遭えば生命が深刻な危険にさらされる事に変わりはない。屋外で埋まった被災者の55~65%は死亡しており、また雪に埋まらなかった被災者であっても、その生存率は80%である。
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体外離脱
雪崩に埋没してから15分程度で急速に生存率が下がるが、これは呼吸空間が確保できたかどうかの差が大きい。そのため、雪崩に巻き込まれた場合は両手を使って口のあたりに空間を作るようにするのが望ましい。 ただし、呼吸空間が確保された場合も、長時間経過すると、呼気により一旦融けた雪が再度凍り口の周りに氷の壁が形成されて呼吸が出来なくなるアイスマスク現象や、雪に体温を奪われる事による低体温などで徐々に生存率が下がっていく。